2008年2月5日火曜日

ソフトウェア開発の初心者

どうも初心者向けにはどの言語がいいのか?という事で盛り上がっているようですが、
私としてはむしろこっちだね。

Matzにっき(2008-02-04) - ソフトウェア開発における初心者

本当はそんな初心者を現場に投入してはいけないはずだ。建築業界でもあまり良くない噂を聞くことはあるが、それでもここまでではないはずだ。ソフトウェアを設計するのに「建築士」のような資格は不要だし、大工や左官に比べてソフトウェア開発者の技能のありなしを明確に判別する手段もない。

開発費用を値切る顧客、対抗に素人を投入するベンダー、火を噴くプロジェクト、投入される火消し、まわりの「素人」に足を引っ張られ抑圧ばかり高まる「できる」プログラマ。

まるでババ抜きのようだ。「使えないソフトウェア」を引いて顧客が損するか、「プロジェクト赤字」を引いてベンダーが損するか、「消耗しきって体調不良」を引いて火消し開発者が損するか。

それでも「自称初心者」だけは、「私はわかりません」という顔をして生き残り、ますますはびこることになる。


まさに、実際にこれまでの色々なプロジェクトで何度も経験してきたことだ。
強くうなづかずにはいられない感じです。

で、「抽象化が苦手な初心者」がする事といえば、
保守の事など眼中になく、とにかくコピペでコード量を稼ぐ事だ。
それが様々なところに無駄なコストを発生させる事になる。

そう言えば以前にこんな事も書きましたね。
本当はもっと色々書いた気がするけど、見つからないので、とりあえずこれだけ。
キミのコードが汚い理由
社員旅行に急遽不参加
ユトリストの脅威

どうしてもプログラミングは、経験年数の少なかったり、スキルが足りなかったりするような
主に若手が中心の「ワーカー」の仕事という思想が根強いと感じるから、
この状況はそうそう改善はしないだろうね。

「自称初心者」自身がそれほど悪いわけではなく、顧客もSIも含めた会社の問題が大きいだろう。
確かに「優秀な人材」は常に不足しているのかもしれないが。

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