諸事情により発売されてもすぐには買わずにいたのですが、このたび読了。
史上最強の人生戦略マニュアル
勝間和代氏の翻訳ということで書店にもものすごい量で平積みされていましたが、
原題が『Life Strategies』と聞いて思い出したのは、フォトリーディングホームスタディ講座の「ボーナスCD」の中で神田昌典氏が言及していたことでした。
「実につまんない本かな?知っていることが多いよね、と思いながらフォトリーディングしていたんですが...」という感じで。
そのボーナスCD(当初はテープだったらしいですが)自体は2001年頃の収録のもののようですが。
メタ成功本を読んだおかげもあって、この手の本のポイントはあまり多くなくて、いろんな本がいろんな言い方をしているだけだというのはもうわかっている。
だから、今さらこの手の本を読んで要約してみても別に面白くもなく、むしろ自分に引っかかる言葉とか表現をいかに見つけるかかなと思っています。
本書では「人生の法則」として以下のようにまとめている。これは目次を見ただけでもわかる。
1.ものがわかっているか、いないか
2.人生の責任は自分にある
3.人はうまくいくことをする
4.自分が認めていないことは変えられない
5.人生は行動に報いる
6.事実なんてない。あるのは認識だけ
7.人生は管理するもの。癒すものではない。
8.私たちは自分の扱い方を人に教えている。
9.許しには力がある。
10.自分が求めているものを知り、要求する。
一つ一つは「なるほどな」とか「そうだよね」と思うことが多いので、読んでみる価値はあります。
でも、フレームワークとしてはうまくまとめ切れていないのかな、という印象ですね。
私にとって本書の中でも特に印象的だったのは以下の部分でした。
P.188行動することが重要であることは既にわかっている「つもり」のことではあるのですがね。
人々は、あなたの意思には関心がない。人々が興味を持っているのは、あなたの行動だ。国税庁は、あなたが税金を払う「つもり」だったかどうかには関心がない。あなたの子供は、あなたが夕食を作る「つもり」だったかどうかには興味がない。
横断歩道にいる人たちは、あなたが止まる「つもり」だったとしても、それで心が慰められるわけではない。大事なのは、あなたの人生のシナリオを決めるのは、あなたの行動だということである。
人生戦略とは、自分の現状を知り、自分の望むものを知り、その望むものを得るために現状で必要な行動を起こすということである。
やっぱり短い言葉でまとめようとするとこんなありがちな表現になってしまう。
だから、人それぞれに自分にしっくりくる言葉を見つけることが大事だね。
それはこの本に限らなくてもよいけど。