2008年9月29日月曜日

書いてエネルギーを節約する - 『幸運を呼びよせる 1行日記』

以外なところでおもしろいものを見つけました。

幸運を呼びよせる 1行日記

本の主旨としては、「書く」ことによって感情を手放すことができて、そうするとプラス思考になれて、幸せになれる、その「書く」という事を最も簡単に継続的に行う方法が1行日記という事です。

幸せになる為にやるのかというと、ちょっと違う気もするんだよね。
もちろん間接的にはそうだというのはわかるのだが。

とはいえ、こんなところでも「書く」ことの効果を訴えるものに出会うのは、これも一つのシンクロニシティだね。

別に1行にこだわることはなく、1行でも3行でも自分に合うやり方でやればいいと思います。
それがblogだって別にいい。公開blogだとあまり個人的な感情的なことは書けないけどね。

まあ「1行日記」そのものの是非はどうでもいいのです。

本書で最も共感できたのは、プラス思考でいるのは「エネルギーの節約」という考え方。

p.59

すんだことをくよくよ悩んでいては、そのつどエネルギーが浪費されていくことになります。悩んでも意味のないことのためにどんどん減っていくのです。
p.140
必要なことしか起こっていないのですから、「あんなことが起こらなければよかった」「あのときああしていれば、違ったかもしれない」なんて考えるのは、エネルギーの無駄づかい。
p.141
起こってしまったことは受け入れて、そこから先をどうするかを考えよう
p.142
否定的なことを考えるのも、エネルギーの無駄づかいです。
人間ってもともと善人ですから、人の悪口を言うと自己嫌悪に陥って自分が不愉快になるんです。心が疲れるんですね。
つまり、エネルギーの節約のために、私は悪口を言わないのです。

プラス思考の勧めはよくある話だが、プラス思考で「エネルギーを得る」という方がありがちな発想であり、それが「エネルギーの節約」という発想は実はあまりないかもしれない。

実は、私自身がネガティブなことをあまり考えない理由は、それが「エネルギーの浪費」だと思うからである。最初は理由は無自覚なままそうしていた気もするが、最近やっと自覚できるようになったのだが、その答え合わせになったような気がした。

こういう考えに気づいて実際に実践できるようになると、なんとなく人間関係が次第に希薄になっていくと感じると思います。特にこういうことに無自覚な人達との関係はそうだと思いますが、自分がより良く生きられるようになっていると信じて、そういうある種の寂しさに耐えられるかどうかが、実は結構重要な気がします。

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