今年もe-taxで確定申告しました。
還付申告なので実際には2週間くらい前に手続きは終えていて、先週金曜日に還付金の振込まで確認済です。
今年は数万円規模の還付になるし、昨年の損失繰越分との相殺とかもあるので、昨年よりもより一層意味が感じられる確定申告となった。
e-taxでも2回目なのでだいぶ慣れた気がします。
トータルでかけた時間が減ったのかはわかりませんが、e-taxのシステムに向かう前の段階でやっておくべき事がだいたいわかってたので、心理的には楽だったなと思います。
唯一気がかりだったのはPCが新しくWindows7になってたので、ICカードリーダーがそのまま使えるのかどうかという事だったが、特にドライバのインストール等の手間もなく接続しただけで問題なく使えました。
SHARP 公的個人認証サービス対応住民基本台帳用 ICカードリーダライタ ホワイト系 RW-5100
そのうち還付でない確定申告もできるようになりたいですね。
2011年2月21日月曜日
今年もe-taxで確定申告した(2010年度)
2011年2月20日日曜日
SIerの人月ビジネス脱却の件
人月ビジネスの件は、ちょっと前に自分でも似たような事を書いていたなぁとか思った。
クラウド時代にSIerはどう生き残るのか? 人月ビジネスからどう脱却するのか? 大手SIer役員にインタビューしました - Publickey
とはいえ、そのときに顧客への価値、あるいは満足度をどう計るかは難しいですね。鉄道は「ここにあるものが、あそこへ移動している」という仕様がはっきりしている。ところがITは仕様があいまいだったり、速くできてもそれが当たり前だと思われたり、価値につながることが理解されない可能性がありますね。
SIerが人月商売から脱却するのはやっぱり難しい
SIerはそのシステム投資の「顧客価値」が見積もれないので、コストベースで積み上げた金額しか提示できないわけですね。金額の根拠を説明するのもコストの話がわかりやすいし合意も得られやすい。
それは顧客側もほとんど似たような話だと思うわけで、本当にそのシステム投資の価値が見積もれているのかというのは結構疑問。
「とりあえず予算がこうだから、この範囲でやるしかない」というのも一つの価値基準ではあるけど、本当ならそのシステム投資によってもたらされる生産性の向上や収益機会の拡大によって得られるはずの「キャッシュフロー」から投資予算も決められるわけなんだけどね。
ビジネスモデルを変えなきゃね、というのは何度も出ている話なので、今さらあらためて言う程の事ではないかなとも思います。
様々なサービスやプロダクトがある中で、実際にそれらを使う企業が自身のビジネスプロセスの中にどう組み込んでいくかという部分は、必要な仕事として残るだろうから、"System Integration" という本来の言葉通りの仕事になっていくというのも一つの方向性なのかな。
それですら、コンサルファームのIT系の人達とはまともに競合するだろうし、顧客が自らスキルのある人を雇ってもいい所だろうから、安泰とはいかない。
そもそもきっとそれだけでは人月ビジネスからは脱却できないでしょう。
そして、そういった過程では、これまでは一番のボリュームゾーンで儲けるポイントだったスクラッチ開発の部分は、どんどん削られていくわけで、今の規模を維持していくのは無理でしょう。
一番仕事がなくなるのは、詳細設計・プログラミングから単体・結合テストくらいのフェーズだけを請け負ったり人だけ派遣しているようなビジネスモデルの会社だったり、実際のそういうモデルの中で仕事している技術者自身なのでしょうが、それこそ今さらなお話。
強みを見極めて独自のサービス化・プロダクト化していく、というのが、総論としてはその通りなのだろうけど、具体的に何ができるのかって考えるのは結構難しいよね。
ユーザがどんなビジネスモデルでやっているのかがわからないと、そこにどんなものが訴求するのか想像もできない。
まあ答えはそう簡単には出ないのだが。
個人レベルで言えば、自前で独自のサービスやプロダクトを作るのは難しくても、ユーザ企業でIT活用を推進するようなポジションに移った方が面白い仕事ができるのではないかとか思ったりします。
2011年2月13日日曜日
『マネジメント信仰が会社を滅ぼす』
ちょっと前に読んだ本。深田和範氏による新書。
多くの日本企業がマネジメントさえうまくやればなんとかなる、と勘違いしてマネジメント信仰に陥り、本来取り組むべき「ビジネス」を疎かにしている、と警鐘を鳴らす。
『もしドラ』なんかがベストセラーになったりして、「マネジメント」があらためて注目されているかのような折に、真逆を行く内容かと思わせるつかみではあります。
マネジメント信仰が会社を滅ぼす
序章 マネジメントがビジネスをダメにする
第1章 症状(1)意見はあっても意志はなし
第2章 症状(2)都合のよいことばかりを考える
第3章 症状(3)管理はするけど無責任
第4章 症状(4)顧客よりも組織を重視する
第5章 日本企業の危機的状況
第6章 経験と勘と度胸を重視せよ
第7章 他人を変えるより自分が変われ
「マネジメント信仰」に陥った具体的な症例を挙げた上で、ではどうすべきか、を著者なりにまとめた、といった内容であります。
「経験と勘と度胸を重視せよ」とか「他人を変えるより自分が変われ」とかいうのは、私個人的にはまさに日々思っていることでもあり、基本的に同意しているんだけど、結局は自己啓発的な方向で締める感じは、なんだかなあという印象でもありました。
どうしてそう言い切れるのかわからない所なども時々ありましたが、まあ、これも著者の「経験と勘と度胸」で書き上げた、という事でよいのだろう。
SI業界における、プロジェクトマネジメントに関する問題などにも多少通じるところがあるなー、などと思ったりもしました。
「マネジメントさえしっかりやっておけばよい」とか「何よりもまずマネジメントをしっかりやらなければいけない」とか考えている奴らがたくさんいるというか。
最も害だと思うのは、マネジメントやる人間の方が偉そうに扱われる事が多いって事かな。
本書読んでいて、マネジメントは主役じゃない、脇役なので、こういう所こそ専門化された人間を雇って、管理させるっていうのはありだな、とは思った。
今までITSSとかの専門職種に「プロジェクトマネージャ」とあるのがどうもしっくりこなかったのだが、その辺を自分なりにやっと消化できたというか、一応意味はあるなとわかった。
要するに管理する側とされる側は上下関係じゃなくて、ただの役割分担だという事にしていく必要があるんだと思う。
まあ実際には現場で何が行われているのかをわかっていなければ、意味のある管理はできないんで中々難しいのはわかるけど、なんとかそういう方向に持っていけないものかと思う。
プロジェクトマネジメントを専門的にやる部門を作ったりとか。
大手SIerなんかは既にかなりの部分そんな感じなのかもしれんね。
表向きは何かの技術やソリューション担当となっていて多少の専門知識は必要だけど、実際のプロジェクトで手を動かすのは協力会社の技術者なんで、それらを取り纏め管理するのが主な仕事みたいな。まあ、個人的にはそんな人は見たことなくって想像ですけどね。
この場合も受発注の上下関係が入ってきてしまうのでどうかな?と思うわけですね。
コンサルファームなんかは「PMOだけ」みたいな立場で入っている事もあるかな。そんなふうに割り切った方がむしろいいかもしれない。
あまりまとまりがなくなってきましたが、本書を読んで私自身も「マネジメント」ではなくて「ビジネス」をしたい側だなと思った。
いや、勿論「マネジメント」でもその役割に徹するならできるなとは思うけど、それってまさに本書で挙げられているような「マネジメント信仰」の中に入っていくようなもので、やってて楽しくないだろうなと思うわけで。
最後に一言だけ引用。
「マネジメントなんて小難しいことを言っていないで、さっさとビジネスを始めよう」いや、まさにね。そういうことです。
2011年2月6日日曜日
2011年01月の記事別アクセス状況まとめ
Google Analyticsによる本blogの2011年1月の記事別アクセス状況をまとめました。
- Microsoft Money再インストールでオンラインサービスが再度有効になった件 (2010/09/20)
- VMware Player が「個人利用、非商用利用に限る」という件 (2010/09/18)
- WshShellの Execで実行したコマンドが終了しない (2010/03/29)
- Blogger でトラックバックをできるようにする (2008/04/20)
- mixiがつまらない理由 (2008/02/14)
- Oracleの環境変数設定でハマッた件 (2010/09/23)
- Burrn!が電子雑誌化された (2010/09/12)
- Virgin Killerのジャケット画像 (2008/12/14)
- Burrn!電子版はもう終わったのか? (2010/12/28)
- iPhone4 が来た (2010/07/26)
1月はまたあまりblog書けなかったですね。
先月に引き続きMicrosoft Moenyの記事へのアクセスがダントツな感じ。
ついに1月末でオンラインサービスも終了になりましたんで、その影響でしょう。
ちなみに後から気づいたことですが、投資信託の基準価額などは1月21日くらいを最後に更新されなくなってましたね。
まあ、引き続きマイペースで続けていきます。
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