2009年4月20日月曜日

「コモディティ」とならない為に - 『断る力』

勝間和代氏の『断る力』。
発売されてもすぐに読もうとは思わず、しばらく静観していたんですが、東西線のドア横の広告を毎日見させられていた事で、つい買ってしまいました。広告の影響力は侮れないですね。

断る力

第1章 総論「断る力」の圧倒的な効用を理解する
第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ
第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する
第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る

この本はタイトルから察せられる通り「アサーティブ」がテーマなわけですが、ある程度予想をしていた「アサーティブ」に関する具体的なテクニカルな話というよりは、「生き方」そのものの話であり普通に自己啓発本という印象でした。

P.139
とにかく、「断る力」、すなわち、望まないことには「NO」ということを相手に伝え、適切な自己主張を行いながら、自分が集中すべきことに時間と力を集中することです。そしてそのことで相手の信頼を勝ち取り、相手の以来をすべて受け入れることが出来なくても、そういう人たちが私たちの応援団になってくれるような仕組みを築き上げます。その結果、私たちは「コモディティ」から「スペシャリティ」になることができるのです。

これはまとめの文そのものなんですが、まさにこの「自分が集中すべきことに時間と力を集中する」という事とその結果として「コモディティ」となるのを避ける、というこの考え方が基本なんですね。

自分なりの「けものみち」を行く為の、もう少し具体的な方法論という感じかな、と思いました。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか

P.103
コモディティ化だけは絶対にしないと決心すること。自らのコモディティ化に対してだけは「Paranoid」(病的なまでの心配性)であるべきで、その予感があったら必ず新しい要素を自分の専門性やスキルに加えていくこと。

これを思い出しました。

0 コメント: