2010年3月28日日曜日

『サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術』

先日、広尾でちょっと時間が空いてしまって本屋をぶらついていた時になんとなく買ってみた。

本書は柴田英寿氏による、あくまでサラリーマンを続けながら複数収入を得る為の様々なノウハウをまとめたものというところです。

サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術 複数収入獲得マニュアル

序章 「会社の外」で稼ぐ私
第1章 なぜ「会社の外」で稼ぐのか
第2章 複数収入獲得への5ステップ
第3章 成功するための四つの戦略
第4章 「会社の外」で稼ぐ人たち
第5章 上手に稼ぐノウハウ
第6章 「会社の外」で稼ぐ人の処世術
終章 さあ、明日から始めよう!
付録 アフェリエイトの始め方


簡単に言ってしまうと、最初は大きな元手のいらないアフィリエイトから始めて、株式投資でお金を働かせつつ、人によっては自分の専門分野を究めていって執筆、講演などで稼げるようになり、それなりに稼ぎがたまってきたら、不動産や事業に投資する、という事らしい。
すごく普通に考えて理解できる、ある意味では当たり前の話を整理したという感じで、多くの人にとって有用な内容だと思う。
稼ぐ方法自体に目新しい話はそんなにないと思うので、既にこういうテーマで色々と見ている人にとってどれほどの意味があるものかは、よくわかりません。

どちらかと言えば、会社の外で稼ぎながらいかに会社と付き合っていくか、という点についての心構えやノウハウ的なものも書かれていて、その辺は他にあまりないのかもしれません。

とはいってもその会社に対する姿勢はあまりにもサラリーマン的過ぎてちょっとひいてしまった。わからなくもないんだけどね。
筆者は「超」のつくような大企業に所属していて、その中で得てきた考え方なんだろう。
そんな大企業の中の「ひどさ」が自分には体感としてわからないからこその違和感なのかもしれない。

筆者自身は会社でも十分な成果を上げてはいるのだろうけれども、当の会社は連続で赤字を続けているというのが、本書とは全然関係ない事ながら、ずっと気になっていました。
会社がどうなろうとも自力で稼げる力をつけようというよく言われる事に関して、著者自身が絶好の例でもあるのだけれども、ちょっと皮肉にも思える。
まあ大企業なんて多少の優秀な人がいたところで、その業績とは無関係なんだということをあらためて思った次第です。

最近このブログの記事は、Amazonアフィリエイト絡みの記事が多くなっていますが、偶然です。

3 コメント:

著者 さんのコメント...

紹介ありがとうございます。
大企業の垢がつきすぎちゃって、ちょっと幹事悪かったかもしれません<(_ _)>
以前書いた『会社というおかしな場所で生きる術』の扉には
Nowhere man ひとつずらすと Now here manというビートルズの曲名をもじった言葉を書きました(ビートルズファンの日本人の間では有名な話らしいです)

著者 さんのコメント...

紹介いただきありがとうごございます。
大企業の垢が付きすぎてちょっと感じ悪かったかもしれません<(_ _)>
以前出した『会社というおかしな場所で生きる術』の扉には
No where man 1文字ずらすとNow here manと書きました。
(ビートルズファンの日本人の間では有名な話らしいです)

ntakano75 さんのコメント...

コメント頂き、ありがとうございます。

「No where man」はブログタイトルからの連想でしょうか。
ビートルズのことは全然詳しくないので意識した事はありませんでした。