2010年10月3日日曜日

尖閣渋谷デモに関するニュースの英語と日本語の違い

政治ネタかと思いきや、ただの英語ネタです。

で、これは確かに知らなかった。まあ、テレビ自体もほとんど見ませんので、報道されててもテレビなどのニュースで知ることはなかったと思います。

「尖閣渋谷2600人デモ」海外メディアは大々的に報道するも日本のマスコミは華麗にスルー(ガジェット通信) - livedoor ニュース

現在問題となっている尖閣諸島問題に対して渋谷で2600人がデモ行進を行ったのはご存じだろうか。このことは日本よりも海外のメディアが大々的に報じておりなんと日本の地上波テレビニュースやそのほかメディアでは全く取り上げられていない。

というわけで上の記事にもリンクのあったCNNのサイトを見てみる。

China accused of invading disputed islands - CNN.com

ググってみると日本語の記事も出てた。

CNN.co.jp:尖閣諸島問題めぐり東京などで反中デモ

たぶん英語のニュースが先にあって、それを日本語にしたものだと思うのですが、随分違うものだな、と思った。
ニュース自体の本質的な所で伝えてる内容がそれほど大きく違うわけではないと思いますが、例えば
Protesters held up Japanese flags and chanted, "We will not allow Communist China to invade our territory."
参加者らは日の丸を掲げ、「中国の領海侵犯を許さない」などと主張した。

英語には"Communist China"という表現がありますが、日本語だけ読んでいるとそんな事は全くわかりません。"Communist"はどこへ行ってしまったのか?
逐一訳すのが必ずしも良い訳とは限らないのはわかりますけど、こういうところの積み重ねって、物事の捉え方には随分と影響を与えるのではないかという気がしました。

それから日本語ではコメントの引用「男子学生」とか「女性参加者」としか書いてないですが、英語の記事には「フルネーム」で記載されている。
これも普通のこと?英文記事を元ネタに翻訳しているだけで、正確な漢字がよくわからないから、とかいう理由だったりして。そんなわけないか。

最後の方は、日本語の記事ではかなり要約されていたり、日本からの「損害賠償の要求」の話など、全く言及されていないような内容もあったりします。
単に翻訳が雑なだけな気もしますが。

日々チェックしているわけではないからよくわかりませんが、海外ニュースの日本語化って大体こんなもんなんですかね。
時々こういう違いを見てみるのも面白いですね。

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